フロンガスとは | 鹿児島県冷凍空調工業保安協会


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フロンガスとは

フロンガスとは

フロンガスと環境問題

フロン類とは、炭素と水素の他、フッ素・塩素・臭素などのハロゲンを多く含む化合物の総称です。
安定した物質で、燃えたり他の物質との化学反応を起こしたりすることもすくなく、人体への影響もないとされてきたためエアコンや冷蔵庫の冷媒として利用されてきました。
しかし、クロロフルオロカーボンに代表される、特定フロンと呼ばれるものは、地球に降り注ぐ紫外線を吸収してくれるオゾン層を破壊し、オゾンホールをつくる原因の一つとなっていることがわかりました。
これらの特定フロンは1988年に公布されたオゾン層保護法により日本では既に使用・製造が禁止されています。

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クロロフルオロカーボンの代わりとして利用されているのがハイドロクロロフルオロカーボンに代表される代替フロンと呼ばれるものです。
こちらはオゾン層への影響は少ないのですが、地球温暖化を引き起こす原因となっており、その温室効果は二酸化炭素の数百倍から数万倍以上であるとも言われています。

フロン回収について

守ろう!地球環境!!日本では、「フロン回収・破壊法」により、正しくフロンを回収・破壊することが義務付けられています。
鹿児島県冷凍空調工業保安協会でも、「守ろう!地球環境!!フロン放出は違法!!」の合言葉のもとに、正しいフロンの回収に努めています。
業務用に利用される冷凍・空調機器だけでなく、ご家庭で利用するエアコンや冷蔵庫といった家電類を破棄する場合も、しっかりとした業者に頼み、正しくフロンの回収をしてもうことが大切です。

フロン排出抑制法(略称)について

「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」

平成25年6月12日公布
平成27年4月 1日施行(予定)

 本法律は、冷凍空調機器の冷媒用途を中心に、高い温室効果を持つフロン類の排出量が急増していることから、フロン回収・破壊法に基づく業務用冷凍空調機器の廃棄時等におけるフロン類の回収・破壊の実施に加え、フロン類及びフロン類使用製品の製造・使用段階における対策を講じ、フロン類の製造から廃棄までのライフサイクル全般にわたる抜本的対策を推進しようとするものである。

1 法律の意味するところ
「フロン類の使用の合理化」とは、フロン類に代替する物質であってオゾン層の破壊をもたらさず、かつ、地球温暖化に深刻な影響をもたらさないもの製造等、フロン類使用製品に使用されるフロン類使用製品に使用されるフロン類の量を低減させること等により、フロン類の使用を抑制する。
「フロン類の管理の適正化」とは、特定製品(業務用冷凍空調機器等)の使用等に際しての当該フロン類の排出量の把握、充填、回収、再生、破壊その他の行為が適正に行われるようにすることにより、当該フロン類の排出の抑制を図る。

2 法律の概要
(1)フロン類の製造・輸入業者
温室効果のより低いフロン類の技術開発・製造や、一定の使用済フロン類の再生といった取り組みを通じ、環境負荷の低減を求める。

(2) フロン類使用製品(冷凍空調機器等)の製造・輸入業者
冷凍ショーケースなどのフロン類使用製品について、製品ごとに、一定の目標年度までのノンフロン製品又は温室効果の低いフロン類を使用した製品への転換目標の達成を求める。

(3) 業務用冷凍空調機器の管理者
フロン類を使用した業務用冷凍空調機器のユーザーに対し、フロンの漏えい防止のための適切な設置、点検、故障時の迅速な修理等の適切な管理に取り組むことを求める。 
また、一定の要件に該当するユーザーには、フロン類の漏えい量の年次報告(国が集計して公表)を求める。